ロート製薬と大阪大学は、2016年8月2日、間葉系幹細胞を用いた再生医療の実用化を加速させるため共同研究講座に関する契約を締結したと発表した。ロート製薬が持つ細胞の製造技術と大阪大学が持つ重症心不全を中心とした様々な疾患に対する知見を組み合わせ。間葉系幹細胞を疾患に合わせて製剤化する研究と動物モデルでの有効性の確認を行う。設置期間は2016年7月から2021年3月まで。

心不全や肝硬変の治療を目的とした再生医療技術を共同開発する。ロート製薬が細胞を培養。大阪大学は細胞を心不全患者に移植する。2017年~2018年の臨床試験開始を目指す。


ロート製薬と阪大 再生医療で提携

【共同研究講座】

項目 内容
内容 間葉系幹細胞を用いた再生医療の製剤化研究と動物モデルでの有効性確認
期間 2016年7月~2021年3月


【再生医療技術の共同開発】

項目 内容
開発 心不全や肝硬変治療
臨床試験開始 2017年~2018年