アンジェスMGは、2016年7月12日、核酸医薬である「キメラデコイ」の基盤技術開発を完了。臨床試験を含む製品開発の段階に進むと発表した。ぜんそくを対象とした動物試験で呼吸機能の程度を示す気道の抵抗値を約半分に、炎症に関係する体内物質の濃度を大幅に抑制できることがわかったという。

臨床試験の実施に必要な前臨床試験を開始。炎症性疾患を対象としたキメラデコイに適した製剤の開発、安全性試験などを実施。ぜんそく、慢性関節リウマチ、変形性関節症、クローン病など炎症性疾患に対する治療薬の開発を目指す。