三菱商事は、2015年3月30日、ミャンマーのルビア社の株式30%を取得すると発表した。ルビアより3年間で約250億円の投資を行い、ミャンマー国内での加工食品の製造や新たな物流網の整備を進める。
ルビアはコーヒー事業を軸とした食品製造販売会社。三菱商事は日本で確立した原料調達から小売りまでの「食の垂直統合モデル」のノウハウを提供。5年後には合弁会社の売上高を倍増させる計画。
また、ミャンマーでは近年の民主化政策に伴い様々な分野での規制が見直されている。規制緩和次第では、農産物の輸出や肥料事業、小売り事業への参加機会を得られる可能性を視野に入れる。
三菱商事 ミャンマーの食品に出資
項目 | 内容 |
取得 | ルビア株式30% |
事業 | ミャンマー国内で加工食品事業 |
【ルビア】
項目 | 内容 |
売上高 | 250億円 |
【ミャンマーの加工食品市場】
ミャンマーは経済成長に伴い食文化が変化し、加工食品の需要拡大が見込まれている。英調査会社のユーロモニターは2018年のミャンマーの加工食品市場は2014年比75%増の31億7000万ドル(約3800億円)に膨らむ見通し。
2018年 | |
ミャンマーの加工食品市場 | 31.7億ドル |