三菱商事は2016年7月27日、ベトナムの大手不動産デベロッパーのビテクスコ・グループがハノイ市で進めている分譲住宅開発事業に参画すると発表。総事業費は2000億円規模とみられ、再開発地区に住宅を建設する。ビテクスコは公園や商業施設、オフィスビル、研究施設などを建設する複合開発プロジェクトを進めており、高層マンション17棟に加え、複数世帯が住む広さの住宅を1000戸建てる計画。販売価格は高層マンションは1戸当たり70~80平方メートルで、1500万円前後。低層棟は1戸当たり300平方メートル前後とし、価格は6000万~7000万円を予定。

第1期として低層棟240戸、高層マンション2棟を販売し、低層棟は11月、高層棟は来春に販売を始める。三菱商事は非資源分野の事業を強化する方針で、人口や所得の増加で拡大が見込める中間層向けの住宅市場をアジア全域で開拓する。


三菱商事 ベトナムに大規模住宅

項目 内容
総事業費 2000億円
対象 ベトナムに分譲住宅