三菱商事は総事業費約1000億円で、米国の全額出資子会社が発電事業者のテナスカと共同で、ペンシルベニア州に天然ガス火力発電所を設ける。テナスカと折半出資で新会社を立ち上げ、発電所の建設や運営を担う計画。出力は92万キロワットで、三菱商事の持ち分は46万キロワット。稼働時期は2019年度を予定。新設する発電所はペンシルベニアなど北東部の約10の州をカバーする米国最大の電力市場に供給。三菱日立パワーシステムズの最新鋭タービンを用いて発電コストを下げ収益力を高めるという。三菱商事は資源価格の下落で2016年3月期に初の最終赤字となり、電力需要が見込める米国での事業基盤の拡大を急ぐもよう。

三菱商事 米国に最大規模の天然ガス火力発電所建設

項目 内容
総事業費 1000億円
対象 ペンシルベニア州に天然ガス火力発電所設置
出力 92万キロワット
稼働時期 2019年度