大塚ホールディングス傘下の大塚化学は、2014年9月12日、東山フイルムの株式96%を取得すると発表した。取得額は100億円。2014年12月末に完了予定。

東山フイルムはスマートフォンやタブレット端末、車載器などのタッチパネルに使用されるハードコートフイルムや液晶ディスプレイなどに使用される各種光学フイルムなどの機能性フイルムの製造・販売・研究開発を行っている。大塚化学は機能性フイルムの樹脂原料を手がけており、フイルムの製造・販売・研究開発を内製化し、生産効率につなげる。また、機能性フイルムは、太陽電池やリチウムイオン電池などの分野や医療分野にも用途が広がることが期待されるという。

なお、大塚化学は、東山フイルム株式の一部をアイカ工業、名工建設、三菱化学エンジニアリングに再譲渡する予定。


大塚化学 東山フイルムを買収

項目 内容
取得額 100億円
対象 東山フイルム株96%
事業 スマホ・タブレット向け機能性フイルム
完了 2014年12月末
譲渡 一部をアイカ工業、名工建設、三菱化学エンジに再譲渡