大塚製薬は2017年3月3日、約114億円で注意欠陥・多動性障害(ADHD)の治療薬を開発する米バイオベンチャーのニューロバンス社を買収すると発表。取得時期は4~6月中を予定。米子会社を通じて完全子会社とした上で、薬の開発の進捗に応じて最大1億5千万ドルを米社の現在の株主である複数のベンチャーキャピタルに支払う。ニューロバンス社はADHDの原因と考えられるセロトニン、ドパミン、ノルエピネフリンの3つの脳内分泌物が過剰に細胞内に取り込まれるのを抑える治療薬を開発中で、臨床試験の中期段階を終えて有望な結果を得ているという。

買収により開発候補品を充実させ、中枢神経領域に力を入れる。
 

大塚製薬 米ベンチャー買収で開発候補品充実

項目 内容
買収金額 114億円
対象 米バイオベンチャーのニューロバンス社
取得時期 2017年4~6月