ヘッジファンド型商品の資産残高が12年3050億ドルから17年には9080億ドル(約91兆7000億円)に拡大すると見込まれている。 ヘッジファンドとは株式の空売りや先物取引を駆使したり、多額の借入で運用規模を含ませたりして、市場の平均以上の運用収益を目指すのが特徴。損失を被るリスクがあるため、顧客を年金基金などの機関投資家や多額の試算を持つ富裕層に限ったファンドが多かった。 最近になって、ヘッジファンド型の運用戦略を採用した投資信託やETFが登場し、一般の個人投資家でも購入できる機会が広がっている。投資信託や上場投資信託として設定されたヘッジファンド型商品の資産残高は12年3050億ドルから17年までに9080億ドルに達する見通し。

また、機関投資家を対象とする従来型ヘッジファンドの市場規模は、12年2.2兆ドルから17年3.2兆ドルに達すると見込まれている。


ヘッジファンドの市場規模

  2012年 2017年
ヘッジファンド型商品 3050億ドル 9080億ドル
機関投資家向け 2.2兆ドル 3.2兆ドル