シェールオイルの生産会社、販売会社、精製会社などの当業者は、原油価格の変動リスクを抑えるための売買を拡大している。
4月末時点のニューヨーク原油先物の当業者のヘッジ取引は、買い残高が67万枚、売り残高が87万枚とそれぞれ2011年度比で16%、17%増えた。
米シェール開発の先駆的存在である米天然ガス大手チェサビーク・エナジーは生産分を先物で売る取引を拡大しているという。
また、米テキサス州のシェール権益の約30%を保有する住友商事は、生産分の8割を売りヘッジしているもよう。
先売りで販売価格を固定すれば、現物価格が下落しても損失をカバーできることから、売買を拡大している。
【[シェールガスの今と関連市場の動き[2190]]】