【東京電力】 日本でLNG輸入量が最大。今後10年間で調達量の半分に相当する年1000万トンをシェールガスに切り替える方針。三菱商事と三井物産から年間合計80万トンを含め、年200万トンの調達に目途をつけた。 【関西電力】 住友商事から年80万トンを調達することで合意。 【住友商事】 住友商事はマーセラス(米北東部・ペンシルベニア州)の権益30%を取得。一帯のガス埋蔵量は全米最大で、住友商事は今後15年間で液化天然ガス(LNG)換算で年間最大約500万トンを産出する予定。 【[三井物産・三菱商事・日本郵船[2347]]】 三井物産、三菱商事、日本郵船は米国で液化天然ガス(LNG)の生産に参画する。LNGの国内需要の約1割にあたる800万トンを供給する。米国のガス価格は現在100万BTUあたり4.1ドルで、液化費用と日本への輸送費を加えると11ドル台になる。一般的な日本のLNG輸入価格16~18ドルを下回ることから、割安な輸入につなげる。 米国向け輸出をもくろんでいた中東のLNGプロジェクトは米国がLNG輸出国に転じることから行き場を失った。すでに売り先を阿井綾欧州に振り向け始めている。また、天然ガス大国のロシアも同様に急速に競争力を失いはじめている。 米国国内では火力発電の燃料が石炭からガスにシフト。内需が落ち込んだ石炭は欧州への輸出に回り、価格が下落している。 {日本が参画する米国の主なシェールガス関連プロジェクト}
 場所 マーセラス
(ペンシルベニア州) 
コーブポイント
(メリーランド州) 
キャメロン
(ルイジアナ州) 
フリーポート
(テキサス州) 
ピアソール
(テキサス州) 
 バーネット
(テキサス州)
 企業名 住友商事 住友商事 東京ガス 三菱商事 三井物産 大阪ガス 中部電力 大阪ガス 住友商事 東京ガス
 参加形態 権益取得 液化委託 液化委託 液化委託 権益取得 権益取得 
【[シェールガスの今と関連市場の動き[2190]]】