UACJは2017年3月3日、設備投資や有利子負債の返済に充てるために、増資と劣後ローンで最大560億円の資金を調達すると発表。株式発行が約160億円、劣後ローンが400億円で、発行済み株式数は最大で13%増える。新株発行は当初4783万株で、投資家の需要に応じて717万株を追加予定。

格付投資情報センターは、UACJの今回の劣後ローンについて、調達額の50%を自己資本と見なしたうえで格付けを評価すると発表。UACJは昨年11月、タイと米国の工場に合計550億円を投じて、海外の生産能力を4割増やすと明らかにしており、今回の資金調達で積極投資に弾みをつける狙い。
 

UACJ 最大560億円の資金調達

項目 内容
資金調達 株式発行 160億円
劣後ローン 400億円
対象 設備投資や有利子負債の返済資金