UACJは2017年2月20日、約30億円を投資し米テスラの量販電気自動車「モデル3」向けにアルミの骨格部品を増産すると発表。2016年に買収した米社の拠点近くに約11万平方メートルの土地を取得し、最新鋭のプレス機や加工機を導入。2017年中に試運転を開始し、2018年以降の本格稼働を予定している。12月をめどに生産能力を約5割高めるという。

今回の増産はテスラ以外の需要増にも対応し、20年に同子会社の売上高を15年比約5割増の1億8千万ドルに高める計画。UACJはドアやボンネットに使うアルミパネル材でも北米で生産を増強する方針を打ち出しており、拡大が見込まれるEV向けの需要を取り込む狙い。
 

UACJ EV向けアルミ部品増産で需要増に対応

項目 内容
投資金額 30億円
対象 モデル3向けアルミ骨格部品増産
生産能力 5割増
稼働時期 2018年以降