パナソニックは太陽光発電で使う基幹装置のパワーコンディショナーの生産を、国内3工場から1工場に集約し生産体制を見直す。現在は関連会社のテクノデバイス(栃木県真岡市)と島根三洋電機(島根県雲南市)、自社の津工場(津市)で生産しており、太陽電池の製造ラインを持つ島根に2016年内にも集約する。

配線器具などを作る津工場ではパワコンの生産をやめる計画。主力拠点である二色の浜工場(大阪府貝塚市)は今年2月から今秋まで生産休止を予定していたが、年末以降に再稼働する方向で検討に入った。

太陽電池の需要低迷を受け、生産を縮小してきたパナソニックは、今回の拠点集約などで収益回復を狙う。