ソフトバンクグループは2016年6月2日、中国・アリババ集団の株式売却が総額で89億ドル(約9700億円)に膨らむと発表。アリババ株に転換する証券の発行額は55億ドルで、1日発表から5億ドル増えた。この証券は10日の発行後3年満期として、アリババの米国預託株式あるいは現金で償還するという。表面利率は5.75%。手続き完了後、ソフトバンクグループによるアリババ株の持ち分は現在の32.2%から約28%に低下し、アリババはソフトバンクグループの持ち分法適用会社にとどまる。また、シンガポールの政府系投資会社のGICとテマセク・ホールディングスにそれぞれ5億ドル売却することも明らかになった。