三菱東京UFJ銀行は、2016年1月14日、1000億円程度を投じ、フィリピンの大手銀セキュリティバンクに出資し、持ち分法適用会社にすると発表した。株式の約20%を取得する。セキュリティバンクの個人向けビジネスなどを強化し、グループとしての東南アジア事業の拡大を目指すという。

環太平洋経済連携協定(TPP)の発効を控え、最重要地域である東南アジアの重要度はさらに増すとみてM&Aを加速させる。
 

三菱UFJ フィリピン大手銀セキュリティバンクに出資

項目 内容
投資金額 1000億円
対象 フィリピンの大手銀セキュリティバンク
保有割合 20%


【セキュリティバンクの業績推移】

  2012年 2013年 2014年
粗利益 350億円 306億円 418億円
営業利益 193億円 136億円 201億円
純利益 187億円 125億円 178億円
株主資本 920億円 1018億円 1171億円
総資産 6480億円 8688億円 9929億円