三井住友銀行は米ゼネラル・エレクトリック(GE)の売却する北米での鉄道貨物車両リース事業の買収に名乗りをあげたもよう。2015年8月実施の入札に参加し、40億ドル(約5000億円)規模とみられる資産買収を目指す。米国ではトラックなどより輸送効率や環境保全に優れた鉄道輸送需要が伸びつつあるという。

また、GEの日本のリース事業の1時入札が9月4日に実施される。自動車リースなど対象となる日本のリース3事業の総資産額は6000億円とみられる。10万台以上を保有する自動車リースの他、買収した旧日本リースや旧三洋電機クレジットが扱っていたパソコンなどの一般リース、個人向け割賦販売事業からなる。

入札には三菱UFJリースや三井住友ファイナンス&リース、東京センチュリーリース、オリックスなどが参加する見通し。GEは複数回の入札を実施したうえで、2015年11月にも売却先を選ぶ方針。