武田薬品工業は2013年~2017年度の売上収益は1桁台半ばの成長を計画している。


経営計画

  2013~2017年度
売上収益 1桁台半ばの成長
対売上収益比率 25%
配当金 180円(13~15年)


地域別戦略

地域 戦略
先進国 パイプラインの製品価値を最大化
新興国 ジェネリック医薬品→新薬

【先進国】
日本では糖尿病治療剤「ネシーナ」と高血圧症治療剤「アジルバ」を中心に売上を最大化。米国では糖尿病治療剤「ネシーナ」と大うつ病治療剤「プリンテリックス」に注力。今後承認が見込まれるクローン病・潰瘍性大腸炎治療薬と肥満治療薬の市場浸透を推進。欧州では悪性リンパ治療剤「アドセトリス」など癌領域を含む新製品の市場浸透に注力する。

【新興国】
ロシアやブラジル、中国を中心にジェネリック医薬品やOTC医薬品の販売から新薬販売にシフトを進める。所得水準の向上で、高価格の新薬需要が増加すると判断した。中国では2016年から2018年にかけて悪性リンパ腫治療薬や逆流性食道炎治療剤などを投入。ロシアでは2015年に糖尿病治療剤、2016年に潰瘍性大腸炎・クローン病治療薬などを投入。ブラジルでは数年内に10品目程度の新薬を発売する。

地域 投入製品 時期
中国 悪性リンパ腫治療薬 逆流性食道炎治療薬 2016~2018年
ロシア 糖尿病治療薬 潰瘍性大腸炎・クローン病治療薬 2015~2016年
ブラジル 約10品目の新薬 数年内