米運輸省の高速道路交通安全局(NHTSA)は、2014年11月18日、タカタ製エアバッグの欠陥に関するリコールを全米規模に広げるよう自動車メーカーに指示した。

タカタ製エアバッグは、作動した際にエアバッグを膨らませるガス発生剤の金属容器が壊れ、破片がエアバッグの外に飛び出したり出火したりする恐れがある。NHTSAは10月20日にリコール対象車に対して早急に修理するよう警告。また、高温多湿な地域で欠陥が起こりやすいことから、フロリダ州など南部の州・地域で地域限定のリコールを指示。南部の州・地域以外でも不具合が見つかったため、全米規模に広げる。

米国では約780万台がリコールされているが、新たに数百万台がリコール対象となるもよう。