ジャパンディスプレイは、2014年10月15日、2015年3月期の業績予想を経常利益315億円から15億円、純利益268億円から100億円の赤字に下方修正した。スマートフォン向けパネルはアップル向けは好調だが、中国のスマートフォンメーカーが台頭し、韓国サムスン電子やソニー向けの出荷が減速。中国メーカー向けパネルの売価下落などが収益を圧迫した。

また、スマートフォン向けパネルを生産する深谷工場を2016年4月に閉鎖することを決定。特別損失70億円を計上した。中国のスマートフォン向け出荷が想定より増えなかったことから、主力の茂原工場などに生産を集約する。


ジャパンディスプレイ 下方修正

2014年度 修正前 修正後
売上高 7500億円 7400億円
営業利益 400億円 65億円
経常利益 315億円 15億円
純利益 268億円 ▲100億円

【深谷工場閉鎖】

項目 内容
特別損失 70億円
閉鎖時期 2016年4月
効果 主力の茂原工場などに生産を集約