野村ホールディングスは、リーマン・ショック後に欧州のリーマン・ブラザーズ事業の譲渡を受けたが、これが大失敗でリストラが吹き荒れた。その後、アジア重視の戦略に転換したが、欧州の投資銀行業務にはまだ3000人近い人員を要している。引き受け、企業調査、株式関連商品取引業務からは撤退しているが、英国のEU離脱では金融の中心であるシティーの地盤沈下は確実で、モルガン・スタンレーは1000人規模で英国からEU域内に再配置する方針を明らかにしている。

こうした波に連想売りを浴びることになり、JPモルガン証券は投資評価を「中立→アンダーウェイト」に引き下げている。

 

野村ホールディングスの銘柄診断