日銀は、2016年1月29日、金融政策決定会合でマイナス金利の導入を決めた。2月からマイナス0.1%の金利を適用する。民間銀行は日銀に資金を預けると金利を支払わなければならなくなるため、民間企業の融資や有価証券の購入に資金が振り向く効果を見込む。

銀行がすでに日銀に預けた当座預金の金利は0.1%のままで据え置き。銀行が新たに積み増す当座預金にマイナス金利を適用する。

また、2016年の消費者物価指数の上昇率を1.4%から0.8%に下方修正。政策目標の物価2%上昇の達成時期を「16年度後半頃」から「17年度前半頃」とした。


金融政策決定会合 2016年1月

項目 内容
追加緩和 マイナス金利0.1%を導入
消費者物価上昇率 2016年1.4%→0.8%
消費者物価2%上昇の達成時期 16年度後半頃→17年度前半頃