米グーグルは、囲碁で人間のプロ棋士に勝てる人工知能(AI)を開発した。コンピューターが自ら学習する「ディープラーニング」と呼ばれる手法を採用。先の手をしらみつぶしに計算するのではなく、盤面上の碁石の配置を見ながらデータや経験をもとに次の一手を決めるという。

囲碁の難易度はチェスや将棋をはるかに上回る。AIはコンピューターで、人間が持つ問題解決能力や推論力、判断力などを人工的に再現する技術。自動運転車でのハンドル操作や医療での適切な処理など幅広い分野での活用が期待されている。