日本鉄鋼連盟は、2016年1月22日、2015年の粗鋼生産量が5%減の1億515万トンだったと発表した。国内需要の伸び悩みや中国からの鋼材が大量流出し、輸出が減少した。自動車や家電に使う広幅帯鋼は2.3%減、マンションの鉄筋に使う小型棒鋼は6.2%減だった。


粗鋼生産量推移

  2011年 2012年 2013年 2014年 2015年
粗鋼生産量 1億646万トン 1億730万トン 1億1059万トン 1億1066万トン 1億515万トン


【2014年】
2014年の粗鋼生産量は0.1%増の1億1066万トン。消費増税前の駆け込み需要や公共工事の前倒しなどから年前半が好調。自動車向けも好調で高水準を維持した。


【2013年】
自動車の車体に使う広幅帯鋼が2.7%増、マンションの鉄鋼に使う小型棒鋼が4.6%増、工場の鉄骨に使うH形鋼は16.9%増だった。