住友商事は、2015年2月2日、アグロ・アマゾニア社の株式65%を取得すると発表した。取得額は約60億円。

アグロ・アマゾニアはブラジル最大の穀倉地帯であるマットグロッソ州全域に展開する農業生産資材問屋。農薬や種子、肥料メーカーの農業生産資材や牧草除草剤など畜産用資材を取り扱っており、販売先農家は2500軒、畜産農家は1万4000軒。

マットグロッソ州は日本の2.5倍の土地で大豆やトウモロコシ、肉牛、綿花をはじめとする農畜産物最大の生産地。今後10年間も年4~5%の生産拡大見通し。農薬や種子、肥料なども年5~8%の成長が期待される。

住友商事は農薬生産資材販売の他、料金立て替えなど金融面でも支援。2019年までに売上高を現在の2倍の5億ドルを目指す。


住友商事 ブラジル農業資材会社を買収

項目 内容
取得額 60億円
対象 アグロ・アマゾニア株式65%
事業 ブラジルで農業生産資材の販売


【アグロ・アマゾニア】

  2014年
売上高 230億円