ファーマフーズは、2014年12月16日、骨移転性悪性腫瘍に対する新規治療薬開発プロジェクトが独立行政法人科学技術振興機構から支援事業の採択を受けたと発表した。ファーマフーズはニワトリの免疫システムを活用したがん治療薬を開発している。慶應義塾大学医学部との共同研究で、転移性悪性腫瘍に対する治療用抗体の開発に成功。開発した抗体は免疫機能を活性化させるだけでなく、主要細胞の転移する性能を抑制する2つの作用を持つ。

ファーマフーズは補助事業採択を受けて、慶應義塾大学と連携を強化し、さまざまな癌種への有効性やヒト化抗体の有効性、安全性データの取得を行い、事業化を進める。実用化に向けて製薬会社と提携し、2018年7月期までに開発権の引渡を目指す。