商船三井は2019年の売上高2兆1000億円、経常利益1400億円、純利益1100億円を目指している。2014年から2019年の合計設備投資1兆1300億円のうち、LNG船と海洋事業(FPSP/FSRU)に7000億円を投資。当事業の収益貢献で、他事業も含めた安定利益は2019年に750億円に追加。全船が本格的に稼働する2020年以降の利益貢献度は更に大きくなる見通し。
LNG船・海洋事業では船が竣工し、実際に利益に貢献してくるのは2016年以降。それまでは中長期調達船で2年以上の契約が付いていない短期契約船の縮小や資産構成を変更するなど、回復基調にある収益増とコスト競争力の強化で利益を押し上げる計画。
2014年~2019年の経営計画
【業績】
2016年 | 2019年 | |
売上高 | 1兆9000億円 | 2兆1000億円 |
経常利益 | 1000億円 | 1400億円 |
純利益 | 800億円 | 1100億円 |
安定利益 | 550億円 | 750億円 |
ROE | 10%以上 | |
自己資本比率 | 35~40% |
【設備投資】
2014年~2019年 | |||
発注済み | 追加目標 | 合計 | |
全体 | 5200億円 | 6100億円 | 1兆1300億円 |
LNG船 | 3000億円 | 2200億円 | 5200億円 |
海洋事業 | 600億円 | 1200億円 | 1800億円 |
【資産構成変化】
2013年 | 2016年 | 2019年 | |
ドライバルク船 | 387 | 365 | 365 |
輸送船 | 170 | 160 | 160 |
LNG船 | 66 | 75 | 120 |
FPSO/FSRU | 1 | 10 | 15 |
自動車船 | 122 | 120 | 120 |
コンテナ船 | 110 | 105 | 105 |