欧州連合(EU)のユーロ圏財務相会合は、2016年5月25日、ギリシャに対して103億ユーロ(約1兆2600億円)の融資枠を設けることを承認した。ギリシャは2016年秋までの資金繰りにめどがついた。

また、2018年の第3次金融支援プログラム終了時に、ギリシャの財務負担の軽減に応じる方針にも合意した。同プログラムへの参加を留保しているIMFが融資復帰する条件として要求していたもので、IMFは2016年末までにIMF理事会にギリシャ融資のための資金手当を勧告する意向を表明した。