凸版印刷は、2014年6月24日、米国に食品包装などに使う透明バリアフィルムの生産拠点を新設すると発表した。投資額は100億円で、2016年3月に量産開始。2018年度に透明バリアフィルム事業で売上高1000億円を目指す。 新工場により、北米と欧州の食品や日用品メーカー向けに透明バリアフィルムの供給能力を強化する。透明バリアフィルムは燃やしても有害物質を出さないため、世界的に需要が拡大している。凸版印刷は、全世界の包装材市場が今後、環境配慮の面からバリアフィルム化が進むと推測している。特に北米市場では食品の長期保存へのニーズやビン・缶から軟包材への置き換えなど、市場構造が転換しつつあるとしている。 世界の透明バリアフィルムの市場規模は、2011年の3000億円から2018年には6000億円になるとの予測もある。 {凸版印刷 米国に包装フィルムの工場新設} 【概要】
項目 内容
投資額 100億円
量産開始 2016年3月
売上高 2018年度に1000億円
【透明バリアフィルム 市場規模】
2011年 2018年
透明バリアフィルム市場規模 3000億円 6000億円