古河電池と凸版印刷は、2014年8月29日、紙製容器でできた災害時に携帯機器に電力を供給できる非常用マグネシウム空気電池「マグボックス」を開発したと発表した。2014年12月中旬に地方自治体向けに発売を開始する。

マグボックスはマグネシウムを負極物質、空気中の酸素を正極物質とし、水や海水を投入して発電させる電池。大容量で長期間保存でき、非常時に水を入れるだけで多くの携帯機器に電力を供給できる。

また、2019年に3キロワット規模で家庭の電力を賄い、2019年に1000キロワット規模の小型発電所としても利用できる発電システムの構築も目指すとしている。


古河・凸版 空気電池を開発

項目 内容
企業 古河電池
凸版印刷
商品 非常用マグネシウム空気電池「マグボックス」
発電能力 300ワット
発売 2014年12月中旬
開発予定 2019年に3キロワット規模で家庭の電力を賄う
2024年に1000キロワット規模で小型発電所