ファイバーゲートは、集合住宅及び商業施設などにおけるWi-Fiサービスを提供している。集合住宅に光回線を敷設し、Wi-Fi機器を設置することで入居者への通信環境を提供するサービスを提供。店舗や商業施設向けには、光回線またはLTEを利用したWi-Fi機器を設置することで、来訪者向け無料Wi-Fiサービスを提供している。独自のWi-Fi機器の開発やVPN等の法人向けネットワークの構築サービスにも注力。通信機器開発からWi-Fi環境の構築、運用、顧客サポート、広告サービスまで一気通貫でサービス提供できる垂直統合型のビジネスモデルが大きな特徴としている。


新規上場概要

項目 内容
上場予定日 2018年3月23日
1単元株式数 100株
主幹事 SMBC日興證券
公募・売出 100万2000株
オーバーアロットメント 15万300株
仮条件 910円~1050円
ブック・ビルディング期間 2018年3月7日~2018年3月13日
公開価格 1050円

 
事業

【レジデンスWi-Fi事業】
マンション・アパートなどの賃貸物件オーナー向けに全戸一括で入居者が「インターネット無料使い放題」となるインターネット接続サービスを提供。マンション・アパートのオーナーが入居者に無料で利用できるインターネット設備を有することで、保有賃貸物件の機能強化ができる。主に単身者向け物件における入居促進や退去防止のための有効なサービスとして認知されているという。

また、学生寮においても無料で利用可能なインターネットサービスを希望する留学生を獲得する等の理由により、需要が増えているとしている。


【フリーWi-Fi事業】
フリーWi-Fiサービス「Wi-Fi Nex」を主に観光施設や各種店舗。商店街、商業施設の運用者向けに提供している。利用者は利用する通信端末や通信キャリアに関わらず、無料で自由にインターネット接続を行うことが可能になる。観光地向けでは、訪日外国人向けに多言語接続サポートと観光ガイド機能を備えたサービスや観光バスなどでフリーWi-Fiを提供するサービスを展開している。


経営戦略

本社、東京オフィス、大阪オフィス、名古屋オフィス、福岡オフィス、仙台オフィスを中心とし、今後段階的に拠点を開設することにより、営業網の強化を拡大する。また、強力な営業スタッフを擁した営業パートナーとの提携により、サービス契約の飛躍的な増加を図る。

コアシステムをCATVや地域ISP/IoT業者などのネットワーク事業社に対し、PB提供することで、新たな顧客層の拡大に努める。


ファイバーゲートの業績推移

  売上高 経常利益 純利益 純資産 総資産 自己資本比率
2018年(7-12月) 17億円 2.7億円 2.5億円 6.1億円 36億円 16.73%
2017年 27億円 3.3億円 2億円 4.1億円 30億円 13.54%
2016年 10億円 0.5億円 0.2億円 2億円 22億円 8.91%