ビーブレイクシステムズは、企業全体と統合的に管理し、経営の効率化を図るための統合型基幹業務パッケージをクラウドコンピューティング技術を用いて開発し、販売を行うパッケージ事業と顧客が構築するシステムの受託開発やIT人材の派遣を行うシステムインテグレーション事業を展開している。


新規上場概要

項目 内容
上場予定日 2017年6月15日
1単元株式数 100株
主幹事 SBI証券
公募・売出 31万2000株
オーバーアロットメント 3万1200株
仮条件 1550円~1670円
ブック・ビルディング期間 2017年5月29日~2017年6月2日
公開価格 1670円


パッケージ事業

 売上高は、基幹業務システムの導入時に受領する対価と、導入企業がサービスを継続利用することで生じる対価を受け取る。


【MA-EYES】
パッケージ事業の主力製品・サービス。管理会計モジュールを中核として、グループウェア、販売管理、購買管理、経費管理、勤怠管理、財務会計、在庫管理、入金管理、支払い管理などの機能を持った基幹業務システムで、特に労働集約型・プロジェクト型の業種に特化したものとなっている。また、顧客毎に行う機能拡張・カスタマイズを「セミオーダー」の手法で行っている。


【GLOBAL EYES】
海外拠点を管理する機能を提供するパッケージ。従来の海外拠点管理では各業務領域毎に存在している「会計データ連携、連結会計支援」「購買管理」「在庫管理」「グローバル情報共有」のそれぞれのシステムを一つのシステムとして一括提供している。


【J-Fusionソリューション】
自社開発した期間システムの開発・稼働環境ソフトウェアである「J-Fusion」を用いて、企業向けにシステムの受注開発を行うソリューション。ECサイトの決済サービス提供企業向けに、カード会社や加盟店などとの間の取引の管理を行うシステムの構築などを行う。


システムインテグレーション事業

ITサービス提供企業の外部向けWebサービス提供システムの構築やシステムインテグレータが受注した企業向け社内システム構築などの開発案件に参画し、顧客企業先に常駐して顧客システムの開発を行う事業。開発言語がJavaの案件に特化。開発・保守・テスト・運用の工程の中から「開発」に絞ることで技術的な差別化を図っている。


経営戦略

パッケージ事業を協力に推進するため、営業担当者の採用や育成に注力する。パッケージ事業の競争優位性の源泉の一つであるセミオーダーによる顧客システムの導入を実現していくため、プログラムを行わず画面や帳票の外部仕様を変更できるようにするための機能などの拡充を行う。


ビーブレイクシステムズの業績推移

  売上高 経常利益 純利益 純資産 総資産 自己資本比率
2017年(7-9月) 8.1億円 1.2億円 0.8億円 4.8億円 7.3億円 65.6%
2016年 10億円 1億円 0.8億円 4億円 6.3億円 64.3%
2015年 8.8億円 0.2億円 0.1億円 3.2億円 5.2億円 62.9%
2014年 8.7億円 0.3億円 0.2億円 3.1億円 4.7億円 66.1%
2013年 8億円 0.3億円 0.2億円 3.1億円 4.8億円 63.8%