石油輸出国機構(OPEC)は、2016年11月30日、2016年9月の臨時総会で合意した日量3250万~3300万バレルへの減産で最終合意した。全加盟国に減産協力を求めるサウジアラビアと欧米による経済制裁前の生産量回復を目指し減産の適用除外を求めるイランが対立していたが、多くの加盟国に一律の減産を求めつつ、イランに配慮し、減産ではなく増産凍結で応じることを認めた。

2017年1月から減産を実施。期間は6ヶ月。次回の総会で延長の是非を判断する見通し。

また、OPECは生産調整に協力する姿勢を示すロシアなど非加盟国との今後協議。非加盟国の合計で約60万バレルの減産を求める見通し。


OPEC 原油減産で合意

項目 内容
生産 日量3250万バレル~3300万バレル
実施 2017年1月~2017年6月