ソニーは2016年11月7日、約99億円で中国でカメラモジュールを製造する工場を中国・深圳欧菲光科技(オーフィルムテック)に売却すると発表。同工場は2004年にAV機器の製造工場として設立され、12年からカメラモジュールを製造していたが、スマホ市場の成熟などで需要が減少傾向にあり、事業規模を縮小する。ソニー中国法人の製造完全子会社、索尼電子華南の全持ち分をオーフィルム社に売却し、約4000人いる工場の従業員はオーフィルム社がそのまま引き継ぐという。ソニーはカメラモジュール分野で16年1~3月期に596億円、4~6月期には203億円の減損損失を計上しており、熊本工場でも外販向け高機能カメラモジュールの生産から撤退している。
 

ソニー 需要減少で中国のカメラ部品会社を売却

項目 内容
売却金額 99億円
対象 製造完全子会社、索尼電子華南の全持ち分をオーフィルム社に売却