米テスラ・モーターズは、大規模な電池工場ギガファクトリーを米国に建設。総事業費は最大50億ドル(約5000億円)とみられる。2016年に稼働する計画。パナソニックはギガファクトリーの建設で連携。ギガファクトリー内でテスラの大衆向け電気自動車(EV)用リチウムイオン電池の生産を実施する。パナソニックの投資額は1500億円から2000億円になるとみられている。

住友金属工業は、二次電池用正極材の1つであるニッケル産リチウムを生産。主にパナソニックに供給し、パナソニック製の円筒型リチウムイオン二次電池に使用。米テスラの電気自動車(EV)に採用されている。

2014年10月、愛媛工場に150億円を投資すると発表。ニッケル産リチウムの生産能力を月850トンから月1850トンに増加させる。完成は2015年12月。また、兵庫の事業所でニッケル産リチウムの原料となる硫酸ニッケルも増産。投資額は50億円で、2016年10月までに生産能力を2.3倍の4.5トンに引き上げる。

2014年11月には、福島県にニッケル産リチウムを生産する工場を建設すると発表。投資額は40億円で、2015年12月に完成する。

2016年10月、愛媛工場と兵庫の事業所でニッケル産リチウムの生産設備を増強すると発表。投資額は180億円。生産能力を月1850トンから月3550トンに増やす。完成は2018年1月。


住友金属鉱山のEV向け電池材料への投資推移

投資額 対象 生産能力・内容 稼動時期
150億円 愛媛工場 月850トン→月1850トン 2015年12月
50億円 兵庫の事業所 硫酸ニッケルを2.3倍の4.5トンに引き上げ 2016年10月
40億円 福島工場 ニッケル産リチウム生産 2015年12月
180億円 愛媛工場・兵庫事業所 ニッケル産リチウム生産 月1850トン→月3550トン 2018年1月


住友金属鉱山の材料事業推移

 ※半導体材料、テープ材料、電池材料、結晶材料など

  2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年
売上高 2071億円 2006億円 1566億円 1533億円 1742億円 1715億円
営業利益 53億円 14億円 37億円 110億円 129億円 59億円
営業利益率 2.5% 0.7% 2.4% 7.2% 7.4% 3.4%