住友金属鉱山は2016年4月1日、ニューカレドニアでニッケル生産を手掛けるフランス企業の保有株式をカナダのニッケル大手、ヴァーレカナダに80億円で売却すると発表。2005年に三井物産と共同で、ニューカレドニアで酸化ニッケルと呼ぶステンレスなどの材料生産に参画し21%出資していたが、技術的な障害が大きく生産が伸び悩み、出資比率は12年に21%から14.5%に下げていた。
今後、国内外で新たな生産地を模索し、ニッケル生産量を年15万トンに引き上げるという。