神戸製鋼所は2016年6月9日、グループ会社の神鋼鋼線ステンレスが家電などのばねに使う鋼線の強度試験の値を改ざんし、日本工業規格を満たしていると装い規格外の鋼線を出荷していたと発表。規格外品を出荷していたのは釣り具やOA機器などに使われるばねをつくるためのステンレス鋼線で、家電メーカーなどに納入する。2007年4月~16年5月に55.6トンの規格外鋼線を規格品と偽って出荷しており、出荷量全体の0.75%に相当するという。今後、神鋼グループとして外部有識者による調査委員会を設置し、再発防止策をまとめる。