伊藤忠商事は2016年3月2日、総事業費約340億円で、オマーンで海水淡水化施設を建設・運営すると発表。仏スエズ、仏エネルギー大手のエンジー、現地エンジニアリング会社の4社が共同出資会社を設立し、伊藤忠は株式の約4割を出資して筆頭株主となる。設備は首都マスカットの北西約70キロ地点の海岸部に建設予定で、2018年4月1日に商業運転を開始する。造水能力は1日あたり28万立方メートル。海水を取り込み、塩分を取り除いた後、工業と家庭用水としてオマーン国営電力・水公社に売却する計画。

事業費はプロジェクトファイナンスで金融機関から調達する。
 

伊藤忠 オマーンで海水淡水化施設を建設・運営

項目 内容
総事業費 340億円
対象 首都マスカットに海水淡水化施設建設
造水能力 28万立方メートル/日
稼働時期 2018年4月1日