チエルは、学校教育ICT事業を展開。小学校、中学校、高校、大学、専門学校の教員を対象に、教える仕事を支援するシステムやデジタル教材の製作・販売を行っている。
大学では、グローバル人材の育成と併せて、教員と学生が相互に知性を高めていく能動的学修「アクティブラーニング」による授業の取り組みが積極化。小中学校では、2020年の学習指導要領改訂期を目標に、共同学修には必須のタブレット端末などを活用した「一人1台の情報端末」時代の実現に向けて環境整備への機運が高まっている。
チエルは、国の施策としてICTを活用した教育の情報化が推進されていることから市場規模が拡大していくと予測している。また、少子化の影響で長期的には国内市場の縮小が見込まれる一方、文教ICTで先行する韓国やASEAN諸国など、海外での販売を拡大するため、グローバル化対応商品の強化に取り組む。
新規上場概要
項目 | 内容 |
上場予定日 | 2016年3月22日 |
1単元株式数 | 100株 |
主幹事 | みずほ証券 |
公募・売出 | 45万7000株 |
オーバーアロットメント | 6万8500株 |
仮条件 | 730円~810円 |
ブック・ビルディング期間 | 2016年3月3日~2016年3月9日 |
公開価格 | 810円 |
調達資金使途
研究開発やソフトウエア開発資金に充当する。
事業
【高校・大学・専門学校向け】
学生のPCやタブレットのモニタリング、制御、デジタル教材の一斉配布など、教室での講義を支援するシステムや学生・生徒が教室外でも学習を行うための教材配信、図書館など教室外の端末も含め、一元運用管理を支援するシステムなどを提供している。
【小・中学校向け】
生徒児童のPC・タブレットのモニタリングや制御、教員の授業計画策定、生徒児童の評価記録支援など、授業運営に求められる機能や教員用デジタル教材・生徒用デジタル教材を提供している。
チエルの業績推移
売上高 | 経常利益 | 純利益 | 純資産 | 総資産 | 自己資本比率 | |
2014年 | 15億円 | 1.6億円 | 0.9億円 | 8.6億円 | 16億円 | 52.2% |
2013年 | 15億円 | 1.5億円 | 1億円 | 7.6億円 | 15億円 | 50.4% |
2012年 | 13億円 | 2.1億円 | 1.4億円 | 6.4億円 | 13億円 | 48.2% |
2011年 | 12億円 | 1.5億円 | 1億円 | 5.8億円 | 11億円 | 52.9% |
2010年 | 13億円 | 2億円 | 1.1億円 | 4.8億円 | 9.8億円 | 49.2% |