アークンは、情報セキュリティソリューション事業を展開。コンピューターウイルスによる攻撃や企業の内部関係者による情報データベースへの不正アクセス、情報漏洩などを防止することを目的とした製品を販売している。
新規上場概要
項目 | 内容 |
上場予定日 | 2015年12月18日 |
1単元株式数 | 100株 |
主幹事 | SMBC日興證券 |
公募・売出 | 50万株 |
オーバーアロットメント | 7万5000株 |
仮条件 | 1230円~1360円 |
ブック・ビルディング期間 | 2015年12月3日~2015年12月9日 |
公開価格 | 1360円 |
【調達資金使途】
新設するR&Dセンターの設立に伴う設備投資や人材確保に伴う費用に充当。
製品・機能
【マルチマルウェア】
コンピューターウイルスなどのパターン情報を蓄積し、検知・対応を行う製品を提供。コンピューターウイルスだけでなく、ユーザーの意思にかかわらず広告を表示させるアドウェア、気づかれないうちに個人情報を盗むスパイウェア、ぶらわざ設定を変更するハイジャッカー、不正アクセスをするためにPCに仕掛けるプログラムであるハッキングツールなど広範囲に対応している。
【PC業務管理機能】
自動的に各パソコン使用者のPCやUSBメモリ、印刷の利用状況などを監視し、管理者に各パソコンの作業履歴をメールで報告する。また、中規模以上の企業を中心に、PC業務管理をサーバー上でできる製品も提供している。
【Web・データベースセキュリティ製品】
米国の政府機関や会議阿金融機関にデータベースソリューションを提供している米Imperva.Incの製品であるSecureSphereを国内の従業員100名以上の企業や金融機関向けに販売している。
経営戦略
アークンの製品は、西日本の大手通信会社がその特約店に販売を推奨するセレクト商品に選定していることから、西日本のウェートが高い。今後は東日本の販売代理店への販路拡大を計画する。また、海外では東南アジアなど新興マーケットの開拓に取り組む。
製品開発では、クラウド化対応の製品開発を行い、ライセンス型の営業チャネルの開拓を行う。
アークンの業績推移
売上高 | 経常利益 | 純利益 | 純資産 | 総資産 | 自己資本比率 | |
2014年 | 9.9億円 | 1.7億円 | 1億円 | 2.8億円 | 8.5億円 | 33.1% |
2013年 | 7.8億円 | 1.6億円 | 0.9億円 | 1.7億円 | 6億円 | 28.9% |
2012年 | 3.8億円 | 0.3億円 | 0.1億円 | 0.9億円 | 2.8億円 | 34.1% |
2011年 | 3.5億円 | 0.3億円 | 0.1億円 | 0.9億円 | 2.2億円 | 42.2% |
2010年 | 2.4億円 | 0.1億円 | 0.1億円 | 0.8億円 | 1.7億円 | 45.1% |