ミズホメディは、体外診断用医薬品の開発や製造、販売を展開。医療機関において使用される体外診断用医薬品は、初診時や入院時のスクリーニング検査や疾患の確定診断、モニタリング、健康診断、院内感染防御などに用いられている。
新規上場概要
項目 | 内容 |
上場予定日 | 2015年12月17日 |
1単元株式数 | 100株 |
主幹事 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 |
公募・売出 | 32万6000株 |
オーバーアロットメント | 4万8900株 |
仮条件 | 980円~1100円 |
ブック・ビルディング期間 | 2015年11月30日~2015年12月4日 |
公開価格 | 1100円 |
ミズホメディの対外診断用医薬品
【病院・開業医分野】
国内外の医療機関向けに患者の健康状態や疾患の有無、治療の経過などを診断するための生化学検査薬や免疫血清検査薬を製造販売している。
生化学検査薬では、消化器内科向けに便中のヘモグロビンと同時にトランスファリン(上部消化管出血マーカー)を検出する迅速検査薬や妊娠検査薬、妊娠しやすい排卵時期を予知する排卵日検査薬を販売している。
免疫血清検査薬では、血中ウイルスの検査薬としてB型肝炎検査用キットを、呼吸器感染症検査薬としてインフルエンザウイルス抗原検査用キット、アデノウイルス抗原検査用キット、RSウイルス抗原検査用キットなどを製品化している。中でも、インフルエンザウイルスやアデノウイルスなど感染症検査薬は、中小病院や開業医を中心に市場が拡大している。
【PTC分野】
一般消費者向けに妊娠検査薬や排卵日検査薬を薬局・薬店を通じて販売している。
経営戦略
病院・開業医分野では、売上高の約50%を占めるインフルエンザ検査薬について機器試薬システムの販売を強化し、他社製品との差別化を図る。OTC・その他の分野では、大手ドラッグストアへのプライベートブランド製品の拡充により競争力を高める。
ミズホメディの業績推移
売上高 | 経常利益 | 純利益 | 純資産 | 総資産 | 自己資本比率 | |
2014年 | 39億円 | 4.5億円 | 3.1億円 | 11億円 | 32億円 | 36% |
2013年 | 32億円 | 1.9億円 | 1.3億円 | 8.8億円 | 27億円 | 32.2% |
2012年 | 31億円 | 1.9億円 | 0.8億円 | 7.8億円 | 26億円 | 29.4% |
2011年 | 28億円 | 0.6億円 | 0.1億円 | 6.9億円 | 25億円 | 27.3% |
2010年 | 23億円 | ▲1億円 | ▲1.6億円 | 6.8億円 | 23億円 | 29.1% |