シャープの2015年から2017年の経営計画。事業改善に向けて2ビジネスグループ・8事業本部を5つの社内カンパニーに再編。世界で約4万9000人いるグループ社員の10%を削減。事業構造改革や拠点改革実行で、2015年に年約285億円の増益効果を見込む。


経営計画

  2014年 2015年 2016年 2017年
売上高 2兆7862億円 2兆8000億円 2兆9000億円 3兆円
営業利益 ▲480億円 800億円 1000億円 1200億円
純利益 ▲2223億円 構造改革継続 黒字化 黒字拡大

【2015年の営業利益見通し】

2014年 取組 2015年
▲480億円 構造改革 +1057億円 800億円
人員削減 +150億円
固定費削減 +135億円
その他 ▲62億円


事業ポートフォリオの再構築

 2ビジネスグループ・8事業本部を5つの社内カンパニーに再編する。2015年10月より導入予定。統制強化と各カンパニーの自立性の確立で、スピード経営を実現する。

現行体制 5カンパニー 戦略
プロダクトBG デジタル家電 コンシューマーエレクトロニクス 日本アジアに集中
通信
健康・環境
エネルギーシステム エネルギーソリューション 地域にあった提案
オフィスソリューション ビジネスソリューション 顧客基盤の強化
ビジネスソリューション
デバイスBG 電子デバイス 電子デバイス センサー技術に注力
ディスプレイデバイス ディスプレイデバイス 車載など業務用強化

【カンパニー別収益計画】

5カンパニー 2014年 2017年
売上高 営業利益率 売上高 営業利益率
コンシューマーエレクトロニクス 9854億円 1.9% 1兆200億円 3%
エネルギーソリューション 2708億円 ▲23.1% 1900億円 4.2%
ビジネスソリューション 3403億円 9.2% 4000億円 9%
電子デバイス 4414億円 0.2% 5000億円 3%
ディスプレイデバイス 9071億円 0.1% 1兆500億円 5.7%


固定費削減

項目 内容
固定費削減 国内希望退職3500人、グローバル人員の10%を削減
本社のスリム化、本社建物・土地の売却
事業構造・拠点改革
2015年度の給与削減・賞与カット

 

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