三菱商事と上組は、2014年4月7日、スペイン・バレンシア港コンテナターミナルを運営するTCV社の株式25%を三菱商事が60%、上組が40%を出資し設立したSPC社を通じ25%を取得したと発表した。取得額は50億円とみられる。
バレンシア港は、スペインの首都マドリードを含む人口1300万人のスペイン最大の経済圏を後背地としていることなどから、2012年のコンテナ取扱量は450万TEU。過去20年間で年平均13%の成長をしており、取扱貨物の50%以上がアジア関連貨物であることから、引き続き成長が見込まれるとしている。
また、世界のコンテナ輸送の成長率は過去20年で年平均9.5%で推移している。
{三菱商事・上組 TCV社の株式25%を取得}
【投資概要】
【上組 国際物流事業】
投資 | 内容 |
取得会社 | SPC社(三菱商事60%、上組40%) |
TCV社の取得額 | 50億円 |
TCV社売上高 | 100億円規模 |
2011年 | 2012年 | 2013年 | |
4-12月 | |||
売上高 | 279億円 | 276億円 | 239億円 |
営業利益 | 11億円 | 9.8億円 | 10億円 |
営業利益率 | 4% | 3.5% | 4.3% |