千趣会は、2014年4月3日、円建て新株予約権付き社債70億円を発行すると発表した。年限は5年で利率はゼロ。転換価額は1048円で、新株予約権が全て転換価額で行使された場合、14.02%の希薄化となる。 調達する資金70億円は、通信販売事業における物流センターの設備投資に35億円、ブライダル事業におけるゲストハウス施設の設備投資に30億円、残額を通信販売事業におけるシステム投資資金に充当する。 {社債発行概要}
CB発行 内容
 社債総額  70億円
 利率  0%
 償還  2019年4月23日
 転換価額  1048円
 発表時株価  874円(2014年4月3日)
 潜在株比率  14.02%
【資金使途】 調達する資金70億円は、通信販売事業における物流センターの設備投資に35億円、ブライダル事業におけるゲストハウス施設の設備投資に30億円、残額を通信販売事業におけるシステム投資資金に充当する。
調達額 セグメント 内容 投資額 期間
70億円 通信販売  物流センター 35億円 2015年12月末
 システム投資 残額
ブライダル  ゲストハウス施設の設備投資 30億円
{主要業績指数推移}
  売上高 経常利益 純利益 純資産 総資産 自己資本比率
2014年(予) 1500億円 40億円 23億円 - - -
2013年 1415億円 46億円 40億円 503億円 988億円 51%
2012年 1457億円 27億円 20億円 449億円 928億円 48.4%
2011年 1372億円 32億円 15億円 414億円 904億円 45.8%
2010年 1368億円 31億円 20億円 394億円 900億円 43.7%
【セグメント別】
通信販売 ブライダル 法人
売上高 営業利益 売上高 営業利益 売上高 営業利益
2013年 1271億円 28億円 107億円 7億円 38億円 3.9億円
2012年 1311億円 9.9億円 101億円 7.5億円 38億円 3.9億円
2011年 1238億円 22億円 84億円 4.8億円 44億円 4.4億円
2010年 1212億円 27億円 81億円 4.3億円 77億円 1.2億円
{経営計画} 【通販事業】 主要顧客層である30代から40代の「妊娠・出産・子育て」世代や働く女性をターゲットとした「キャリア世代」、今後の成長が見込まれる「アクティブな50代」に対してアプローチする。また、モール型EC(電子商取引)企業と差別化するため、自社オリジナル商品ブランドの開発を強化。企画・製造から小売りまで自社でコントロールするSPA型商品の強化・拡大を行う。 【ブライダル】 結婚式場への投資を継続し、都市型・郊外型を組み合わせた新規出店・改装により売上を拡大する。 【法人事業】 EC市場の拡大に伴う通販関連の受託業務を中心に事業の拡大を行う。 【新規事業】 主要顧客である子育て世代との親和性が高い保育関連事業に特に注力する。