日本リビング保証は、「保証サービス」「検査補修サービス」「電子マネー発行サービス」を提供するおうちのトータルメンテナンス事業とコールセンターの受付や保証料の収集などの業務を受託するBPO事業を展開する。


新規上場概要

項目 内容
上場予定日 2018年3月30日
1単元株式数 100株
主幹事 みずほ証券
公募・売出 16万500株
オーバーアロットメント 2万4000株
仮条件 1700円~1760円
ブック・ビルディング期間 2018年3月13日~2018年3月19日
公開価格決定日 2018年3月20日


事業

【おうちのトータルメンテナンス事業】
「保証サービス」「検査補修サービス」「電子マネー発行サービス」を、住宅オーナー及び住宅事業者のニーズに合わせて、サービスを有機的に組み合わせて提供している。

保証サービスでは、キッチンやバス、給湯器、トイレ、洗面化粧台などの住宅設備を対象に、住宅設備メーカーの保証期間経過後における故障・不具合について無料修理を保証するサービスを提供している。新築住宅のメーカー保証期間は1年~2年だが、5年~10年を保証期間とする。個々の機器に対する保証ではなく、主要機器をセットにして提供する。
検査補修サービスでは、中古不動産の住宅設備などの検査・補修サービスを提供する。対象範囲は住宅設備から屋根・外壁・基礎などを含む住宅全体となっている。

電子マネー発行サービスでは、電子マネー「おうちポイント」を発行。住生活に関する物品・サービスに交換できる電子マネーで、有効期間は15年。喚起フィルターなどの消耗品の交換やハウスクリーニング・家事代行の利用といった日常生活に必要な物品・サービスを購入できる。また、リフォームに向けた資金積立にも利用できる。おうちポイントの購入方法は、住宅事業者が顧客に販促物として提供する方法や、住宅購入者が住宅購入時に一括して購入する方法、住宅購入者が毎月積み立てる方法がある。


【BPO事業】
住宅設備メーカーを中心とする委託者の延長保証制度構築をサポートし、延長保証制度に係るコールセンター受付、保証料の集金、保証書の発行、検査・補修の手配並びに損害保険会社との間で損害保険料及び保険金の精算業務などを受託する。


経営戦略

中長期的には中古住宅・リフォーム市場の拡大が見込まれていることから、住宅事業者の「OB顧客」に対する商品の拡販を進め、潜在顧客数を拡大する。

新規事業の開発としては、24時間365日受付の住宅事業者専用コールセンターを提供することで、住宅事業者のアフターサービスを一括受注する「長期メンテナンスシステム」の販売を開始している。


日本リビング保証の業績推移

  売上高 経常利益 純利益 純資産 総資産 自己資本比率
2017年(7-12月) 5.6億円 0.5億円 0.3億円 0億円 40億円 0%
2016年 10億円 0.7億円 0.8億円 ▲0.8億円 34億円 ▲2.5%
2015年 8.6億円 0.4億円 0.7億円 ▲1.8億円 23億円 ▲7.7%