三井化学は、2026年3月期までの10年間で設備投資やM&Aに1兆円を投じる方針。営業利益は2016年3月期の2.8倍にあたる2000億円規模。自己資本利益率(ROE)は10%以上を目指す。

世界2位の自動車向け樹脂「PPコンパウンド」や関連する樹脂製品の生産能力を増やす。日米のいずれかで塗料の添加剤などに使う合成油の増産も計画する。農薬事業ではM&Aも検討。3000億円~4000億円を充当する見込み。


三井化学 10年間で1兆円を投資

項目 内容
投資額 1兆円
対象 自動車向け樹脂や関連樹脂製品の生産能力増強
農薬事業でM&A。充当額は3000億円~4000億円
業績目標 2026年3月期に営業利益2000億円、ROE10%以上