国際エネルギー機関(IEA)は、2016年8月11日、石油の2017年の世界需要見通しを130万バレル増から120万バレル増に下方修正した。6月時点ではトルコやインドなどの新興国経済の成長に伴い石油消費が増加する見通しとしていたが、世界経済の先行き不透明感から減少。2016年後半の石油需要は「基本的に供給過剰ではない」とする一方、過剰な在庫が原油価格を押し下げると分析した。


IEA 2017年の石油需要見通し

  2016年 2017年
世界石油需要見通し 9610万バレル 9740万バレル→9730万バレル