小野薬品は2016年7月27日、がん免疫薬「オプジーボ」について、口や喉に発生する頭頸部がんの治療薬としての追加適応を厚生労働省に申請したと発表。現在、腎細胞がん、血液がんの一種でも申請済みで、胃がん、食道がんでも製品化前の最終段階の臨床試験を進めている。悪性黒色腫(メラノーマ)、非小細胞肺がん向けでは既に承認済みだという。

オプジーボは100ミリグラムあたり73万円という薬価が医療費上昇につながるとの議論が出ており、肺がん患者に1年間使った場合の薬剤費は年3500万円となる試算がある。