小野薬品は2016年7月11日、ベルギーの製薬会社セリアド社から、「CAR―T細胞」を用いるがんの免疫療法で日本、韓国、台湾で独占的に開発・販売する権利を取得したと発表。野薬品は契約一時金の12億5000万円に加え、今後の開発状況などに応じて最大300億円程度を支払う。商品化できた場合は売上高に応じたロイヤルティーを支払う。この免疫療法は固形がんや血液がんに作用し、従来より強い効果を期待できるという。