住友ゴム工業は2016年7月20日、ブラジル工場でのトラック・バス用タイヤの生産開始を決定したと発表。総投資額は、2019年までの4年間で約100億円を計画。ブラジル南部のパラナ州の工場に生産ラインを新設し、乗用車用の能力も2割増やす。日産能力は500本から始めて「ダンロップ」ブランドで販売するという。稼働時期は19年3月を予定。

また乗用車・ライトトラック用タイヤについても、2017年以降に増産投資を行う計画で、総投資額は約56億円を予定している。現在1万5千本の日産能力を19年に1万8千本まで増やし、SUVやピックアップトラックの大型タイヤも製造し、一部はアルゼンチンなどへ輸出する。

今回の投資で連結売上高で3~4%にとどまる中南米の比率を20年12月期には10%に高め、ブラジル市場へのトラック・バス用タイヤの安定供給を目指す。
 

住友ゴム工業 ブラジルでトラック・バス用タイヤの生産開始

項目 内容
投資金額 100億円
対象 ブラジルラナ州の工場に生産ライン新設
日産能力 500本
稼働時期 19年3月