住友ゴム工業は2017年8月29日、ゴルフやテニス用品を手がける東証1部上場の子会社ダンロップスポーツを2018年1月に吸収合併すると発表。住友ゴムは6月末時点でダンロップスポーツ株を60%強を保有しており、吸収合併は株式交換で実施。残るダンロップスポーツ株1株に住友ゴム株0.784株を割り当てる。住友ゴム株900万株強を交付する予定で、取得額は29日終値で換算すると約159億円。ダンロップスポーツは12月27日付で上場廃止となる見込み。「ダンロップ」ブランドのスポーツ用品での利用は長く国内や韓国などに限られていたが、4月に全世界での商標を取得。タイヤ開発に使うスーパーコンピューターを利用したゴム素材などのシミュレーション技術で、機能の高い製品を開発し、全体の3割強にとどまる海外売上高を伸ばす狙い。

 

住友ゴム 「ダンロップ」吸収合併で海外事業拡大へ

項目 内容
取得額 159億円(29日終値換算)
対象 子会社ダンロップスポーツを吸収合併
合併時期 2018年1月
上場廃止 12月27日付